2018/02/27
[長岡 純 便り vol. 8]おにぎりの秘密

この春、娘の高校卒業と一緒に、私もいよいよ12年間のお弁当作りから卒業する。
嬉しいような、淋しいような、ちょっと複雑な心もちのこの頃。
娘の最後のお弁当のリクエストは、シンプルに
「おにぎり2個」


自分でいうのもナンだが、わが家では、
ごくごく普通のノリで巻いた「お母さんのおにぎり」が
押しも押されぬ人気のお弁当メニューだ。
娘曰く、
「お昼より、夕方のおにぎりが美味い」
つまり、
「朝作ってもらったお母さんのおにぎりは、お昼に食べるより、夕方食べる方がおいしい」
という意味だ。
さて、それはなぜか


ある日「おにぎり発酵食品説」なるもので娘たちが盛り上がった。
おにぎりは、握る手の常在菌による発酵食品だ、というものだ。
だから、昼よりも発酵の進んだ夕方の方が、おにぎりは美味しくなる。
(握る前にちゃんと手は洗っていますよ、いちおう ・ 笑)
おにぎり発酵食品説


なんだかアヤシイ感じもするけど、何となく説得力もある(笑)
私としては、「美味しくなあれ」「今日も元気にすごせますように」と、
握りながら込める母の想い


と秘かに思っているけど。
まあ、
常在菌、想い、どちらにしても、
「おふくろ」 は 「いぶくろ」 を握っているわね~ (うししし・・・)
